Platform Callback

概要

Kollus OVPを利用状況は及びサービス管理は管理画面(CMS)から行うことが基本的な利用形態となりますが、顧客側の利便性向上のために指定したWeb URL (主に顧客側の管理ページなど)にCMSで行われる作業状況を転送しています。
これを「Callback」といいます。指定したWeb URlへのCallback転送が失敗した場合には再び転送をトライしており、各リトライの度にKollus側のログを記録することでリトライが失敗した際の原因を究明・正常にCallback転送が行われるように仕組まれています。
本文書にはCallback転送とリトライに対したKollus Callback転送サーバーの処理プロセスを説明します。

Callback 設定

Callbackは配信チャンネル編集ページの「運用ポリシー」メニュからチャンネル関連Callbackを設定することができます。
運用ポリシーメニュから設定できないCallback (Upload callback, Transcoding Callback, Contents update callback, Drop-off callback)は担当者までお問い合わせください。

チャンネル Callback 設定 (チャンネルにコンテンツ登録、削除結果の転送)

  • 配信チャンネルに移動します。

  • チャンネル編集ページに移動します。

  • 運用ポリシーに移動します。

  • Call-back使用を「利用する」にします。

  • 必要なChannel Callbackを登録します。

その他Callbackの設定 (Upload callback, Transcoding Callback, Contents update callback, Drop-off callback)

Kollus サービス担当窓口までお問い合わせください。

Callback 転送処理

転送方法

  1. 全てのCallbackはお客様が設定したWeb URLの80番ポートにPOST方式を利用して転送します。
  2. 全てのCallbackは転送時点になると、即時転送することを原則とします。(Callbackを処理するサーバーの負荷状況により遅延される可能性があります。)
  3. 顧客側のWebサーバーがCallbackを受け取った場合、200 HTTP Status Codeでレスポンスしなければなりません。レスポンス内容のHTTP body部分は確認しません。(200以外のコードでレスポンスした場合には転送失敗と見なし、指定時間後に転送をリトライします。)

注意事項

顧客側のサーバーはKollusのCallback転送リクエストに対して2秒以内にアクセスし、接続から3秒以内にレスポンスを返さなければなりません。
時間内にアクセスがないまたは応答がなかった場合にはKollus Callback転送サーバーは転送失敗と見なして指定された時間後にリトライします。(Connect Time-out 2秒, Response Time-out 3秒)

Callback転送プロセス

Callback 転送リトライ処理

転送方法

  1. 基本的な内容は「Callback転送処理」項目と同一です。
  2. リトライは5分間隔で最大3回まで行われます。

注意事項

顧客側のサーバーがKollus Callbackを正常に処理したと見なして200 HTTP Status CodeをレスポンスしてもそのレスポンスがConnect/Response Time-outが切れてから行われた場合、
Kollus Callback転送サーバー側は既に転送失敗と処理されてCallbackリクエストをリトライすること可能性があります。 
 
つまり、Time-outが原因で同一のCallbackが再びリクエストされる場合がありますのでCallback URLの開発時に考慮しなければなりません。

Callback転送 リトライプロセス

Callback 転送パラメータ

アップロード完了 Callback

POSTData type備考
content_provider_keystring顧客のサービスアカウントキー
full_filenamestringアップロードされたファイル名(フォルダ含む)
filenamestringアップロードされたファイル名
upload_file_keystringアップロードファイルキー


トランスコーディング完了 Callback

POSTData type備考
content_provider_keystring顧客のサービスアカウントキー
filenamestringアップロードされたファイル名(フォルダ含む)
upload_file_keystringアップロードファイルキー
transcoding_resultstringトランスコーディング結果 (success, fail)

チャンネルにコンテンツ登録完了 Callback

POSTData type備考
content_provider_keystring顧客のサービスアカウントキー
full_filenamestringアップロードされたファイル名(フォルダ含む)
filenamestringアップロードされたファイル名
upload_file_keystringアップロードファイルキー
media_content_keystringメディアコンテンツキー (配信チャンネルに登録されたコンテンツを識別するためのユニークキー)
channel_keystringチャンネルキー(コンテンツが登録されたチャンネルを識別するキー)
channel_namestringコンテンツが登録されたチャンネル名
profile_keystringコンテンツがトランスコーディングされたプロファイル名(複数の場合 ‘|’で区分)
update_typestring更新種類: channel_join (チャンネルにコンテンツ登録)

チャンネルのコンテンツ削除完了 Callback

POSTData type備考
content_provider_keystring顧客のサービスアカウントキー
full_filenamestringアップロードされたファイル名(フォルダ含む)
filenamestringアップロードされたファイル名
upload_file_keystringアップロードファイルキー
media_content_keystringメディアコンテンツキー (配信チャンネルに登録されたコンテンツを識別するためのユニークキー)
channel_keystringチャンネルキー(コンテンツが登録されたチャンネルを識別するキー)
channel_namestringコンテンツが登録されたチャンネル名
update_typestring更新種類: channel_leave (チャンネルからコンテンツ削除)

コンテンツ更新 Callback

POSTData type備考
content_provider_keystring顧客のサービスアカウントキー
full_filenamestringアップロードされたファイル名(フォルダ含む)
filenamestringアップロードされたファイル名
upload_file_keystringアップロードファイルキー
update_typestring更新種類: 変更された結果が必要な場合にはAPIを呼び出して該当コンテンツの情報を確認してください。
API: /media/library/media_content/{upload_file_key}
content_title: タイトル変更
content_tag: タグ変更
content_category: カテゴリ変更
content_enable: コンテンツを有効化
content_disable: コンテンツを無効化
profile_add: エンコーディングプロファイルを追加
profile_delete: エンコーディングプロファイルを削除
origin_delete: 原本ファイルを削除
content_subtitle: 字幕をアップロード
content_poster: ポスターをアップロード
content_detail: コンテンツ詳細情報URLを変更
content_delete: コンテンツを削除

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